簿記3級の独学は、どのテキスト・参考書を選ぶかで学習の進めやすさが大きく変わります。
単純に「売れているから」「有名だから」で選ぶのではなく、自分に合ったテキストを選ぶことが何より重要です。
私自身も簿記の知識ゼロの状態から独学を始め、テキスト選びで遠回りしながらも、簿記3級・2級に合格しました。
この記事では、独学初心者でも失敗しないおすすめの簿記3級テキストをタイプ別に徹底比較します。
あわせて、簿記3級を独学で合格するための勉強法も紹介します。
簿記3級におすすめのYoutubeチャンネルはこちらの記事で紹介しています。

簿記3級テキスト選びで失敗しない3つのポイント【初心者向け】
簿記3級の独学で一番大切なのは、自分に合ったテキストを1冊選ぶことです。
ここでは初心者が失敗しがちなポイントを踏まえつつ、「自分に合った1冊」を選ぶための考え方を3つに分けて解説します。
自分に合う簿記3級テキストの選び方|タイプ別に簡単チェック
簿記3級のテキストは、漫画やイラストが多いもの、文字中心で解説されているものなど、内容や構成に大きな違いがあります。
私自身は文字でじっくり理解するタイプなので、イラストが少なめのテキストのほうが学習しやすく感じました。
あなたはどうでしょうか?
そこで、自分に本当に合ったテキストが分かる簡単な診断テストを用意しました。
まずは診断を受けて、自分の学習タイプを確認してみてください。

簿記3級テキストは最新版必須?CBT試験対応の重要性
「年度が古いテキストのほうが安いけど、使っても大丈夫?」こう思う方も多いかもしれません。
簿記3級のテキストは必ず最新版を選ぶべきです。
実際、簿記3級は2022年に試験範囲の変更が行われており、それ以前のテキストでは対応できない内容があります。
今後も試験内容が変更される可能性があるため、「最新版・CBT対応」と明記されたテキストを選ぶことが、失敗しないコツです。
動画・アプリ・予想問題付きテキストは本当に必要か?
テキストの特典は必須ではありませんが、独学で学ぶ場合は大きな助けになることが多いです。
特に、
- 動画で解説を聞きたい人
- スキマ時間にスマホで勉強したい人
- 本番形式に慣れておきたい人
には、特典付きテキストがおすすめです。
テキストを選ぶ際は、内容だけでなく「自分の学習スタイルに合った特典が付いているか」も必ずチェックしましょう。
簿記3級のおすすめテキストを徹底比較【独学向け・2026年版】
簿記3級おすすめテキスト比較表
【ロジカル型】ホントにゼロからの簿記3級
\ テキストの中身を確認したい方はこちら /
こちらは Kindle版のみ で販売されているテキストですが、Amazonの簿記ランキングでは常に上位に入る、非常に人気の高い教材です。
おすすめポイントは、
- 価格は99円と破格ながら、内容が非常に充実
低価格とは思えないほど解説が丁寧で、独学でも不安なく読み進められます。 - 簿記を「理屈」で理解するための土台を作ってくれる
「なぜそうなるのか?」をすべて言語化してくれる論理的な解説本です。
仕訳や処理の理由が一つひとつ説明されているため、丸暗記になりにくいのが大きな特徴です。
最初はページ数が多く感じるかもしれませんが、
読み進めるうちに「無駄なページがほとんどない」ことに気づくはずです。 - 電卓を使わなくても解けるよう工夫された練習問題
各章の終わりには練習問題が用意されており、
数字は電卓を使わなくても計算できるよう配慮されています。
今後、簿記2級まで挑戦したい人にとっては、理屈を理解する力を養えるため、自信をもっておすすめできる1冊です。
私自身もこのテキストを使って、簿記3級・2級の両方に合格しました。
【バランス型】スッキリわかる 日商簿記3級 2025年度版
\ テキストの中身を確認したい方はこちら /
TAC出版が誇る長年のベストセラーで、解説は深すぎず浅すぎず、独学初心者でも無理なく進められる王道テキストです。
おすすめポイントは、
- フルカラー&ストーリー形式で、途中で飽きにくい
図表やイラストが豊富で、可愛いネコキャラクター「ゴエモン」が案内役。
簿記が初めての人でも、全体像をイメージしながら飽きずに学習できます。 - 1章ごとに「解説 → 問題演習」の流れで理解が定着しやすい
インプット直後にアウトプットする構成なので、「読んで分かったつもり」で終わらず、知識をしっかり定着させられます。
【イラスト・漫画型】簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級 テキスト&問題集 2025年度版
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パブロフ流は、イラストや漫画を多く取り入れたテキストで、漫画に抵抗がない人であれば、とてもとっつきやすい構成になっています。
おすすめポイントは、
- 漫画と解説をセットで理解できる見開き構成
見開きが、
左ページ:4コマ漫画
右ページ:解説という構成が基本です。
理解しにくい専門用語も、パブロフ君のコミカルな漫画によってイメージしながら自然に理解できるよう工夫されています。 - 仕訳を「取引の場面」と結びつけて学べる
ただ仕訳を暗記するのではなく、「この取引の場面では、なぜこの仕訳になるのか」が分かりやすく説明されています。
簿記の考え方を感覚的につかみやすい点が大きな強みです。
一方で、解説はややあっさりしているため、深く理解したい人には物足りなく感じるかもしれません。
ただし、数学や計算が苦手な人の導入用テキストとしては非常に優秀です。
ブログで質問を受け付けているところが他のテキストにはない強みです。
ページ下部に質問欄→パブロフ簿記
仕訳アプリは付属していませんが、
無料のLite版が用意されているため、まず試してから購入を検討できます。(有料版:簿記3級は約800円)
【せっかち型】1週間で日商簿記3級に合格できるテキスト&問題集
\ もっとテキストの中身を確認したい方はこちら /
書籍名のとおり、1週間という短期間で簿記3級の合格を目指す人向けに作られたテキストです。
試験まで時間がない人や、短期集中で一気に仕上げたい人に向いています。
おすすめポイントは、
- 7日間で学習を完了できる章構成
あらかじめ「1日ごとの学習量」が決められているため、迷わず学習を進められ、スケジュール管理がしやすい。 - 非常に読みやすい設計
すべての漢字にルビ付きで重要語句は大きなフォント。
簿記が初めての人でも、つまずきにくい工夫がされています。
解説は「広く・浅く」が基本で、満点を狙うというより、合格点を確実に取ることを目的とした内容です。
短期間で結果を出したい人には、割り切った構成といえるでしょう。
特典に関して、CLUB Impressへの会員登録(無料)が必要です。
特典が盛りだくさんなので、PDFをダウンロードする数が多いのは難点です。
簿記3級のおすすめ予想問題集【本試験対策】
スッキリうかる 日商簿記 3級 本試験予想問題集 2025年度版
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すっきりの模擬試験は非常に問題数が豊富です。
- 予想問題9回分
- ネット試験模擬プログラム5回分
計14回の予想問題を解くことが可能です。
ネット試験を5回分も受けられることは、本番のイメージトレーニングになるのでおすすめです。
ちなみに私は、テキストはふくしままさゆき先生、予想問題集はすっきりシリーズを使って合格しました。
簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級 分野別問題&予想模試 2025年度版
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パブロフ流は予想問題集というよりは、実践問題集になります。
前半部分は、単元ごとの練習問題。
後半部分には、予想問題が3回分収録されています。
1週間で日商簿記3級の合格力が急上昇する模擬問題集
\ 問題集の中身を確認したい方はこちら /
1週間シリーズは前半部分に、第1~第3までの各問別の問題攻略が掲載されています。
後半部分に、模擬試験が3回分収録されています。
別途PDFで模擬試験を1回分受けることができます。
簿記3級を独学で勉強するなら紙テキストと電子書籍どちらがおすすめ?
ネット試験はパソコンで受験するため、紙に書いて解くよりも、普段から画面上で問題を解く学習スタイルに慣れておくことが大切です。
その点を踏まえると、独学で勉強する場合は電子書籍のほうが試験環境に近く、相性が良いといえます
電子書籍のメリット① 動画・アプリと併用しやすい
簿記3級テキストの多くには、解説動画や仕訳練習アプリが特典として付属しています。
電子書籍であれば、
- テキストでインプット
- 動画で理解を補強
- アプリでアウトプット
という流れを、1台の端末で完結させることができます。
電子書籍のメリット② 持ち運びやすく、スキマ時間に勉強できる
簿記3級のテキストは、思っている以上に分厚くて重いものが多いです。
テキストと問題集が一体になっているため、400ページ以上あるものも珍しくありません。
電子書籍であれば、
- 重さを気にする必要なく持ち運びやすい
- スキマ時間をそのまま学習時間に変えられる
簿記3級を独学で最短合格する勉強方法【初心者OK】
私は、簿記を本当に何も知らない状態から勉強を始めました。
「仕訳」という言葉すらピンとこず、最初に過去問を解いてみた結果は……0点。
当然ですよね。
簿記に出てくる用語も、問題の形式も、何ひとつ分かっていなかったのですから。
では、そんな状態からでもどうすれば効率よく、しかも独学で合格できたのか?
答えはとてもシンプルで、
「問題を解きまくって慣れること」です。
完璧に理解してから進もうとすると、手が止まります。
まずは「分からなくて当たり前」という前提で、問題に触れることが重要です。
簿記3級に受かるための最短学習ステップ|独学ロードマップ

学習の順番は以下の流れがおすすめです。
過去問(またはサンプル問題)→ テキスト+問題集→ 予想問題集
最初に過去問を見ておくだけでも、
「どんな形式で出題されるのか」、「どんな論点がよく聞かれるのか」
が分かり、その後の勉強効率が大きく変わります。
簿記3級CBT試験の過去問(サンプル問題)を解く
簿記3級CBT試験には過去問が公開されていません。
その代わりに、日本商工会議所がサンプル問題を公開しています。
まずは、このサンプル問題に目を通してみましょう。
日本商工会議所の簿記3級 サンプル問題 リンク
最初は、「ちんぷんかんぷん……」と感じるかもしれません。
でも、それで大丈夫です。
- 仕訳だけでは解けない応用問題がある
- 計算以外に空欄補充問題もある
こうした出題傾向が分かっただけでも、大きな収穫です。
簿記3級の独学勉強法|テキストと問題集の効果的な使い方
簿記3級の勉強はこうやって進めてみよう!
最初に動画をみることで、これから何をやるのかということをなんとなく理解できます。
大事なのは、問題を解いてから、テキストを読むこと!
最初から問題に正解することはおそらくできないと思いますが、
何が問題で問われるのを把握してからテキストを読むのとでは効率が変わってきます。
テキストを読んでから問題を解いても、正解できないことって結構ありません?
それは、単純にテキストの文字を追って読んでいるだけだからです。
どこを強調して読まなければいけないかを理解していれば、自然と問題で聞かれるところに目がいくようになります。
テキストを読んだら、また問題を解く。
今回は、簡単にとけるはずです。
この時に間違えてしまった問題は、チェックをつけておいて、次の章に行った後に、間違えた問題だけ解きなおしてください。
最後に、アプリで問題を解きます。
この作業を章ごとに繰り返していけば、間違えた問題を克服できるとともに、合格に必要なアウトプットの量を十分に確保することができるはずです。
テキストと問題集を解き終わったら、あとは予想問題を最低でも2周します。
簿記3級の独学に関するよくある質問(FAQ)
簿記3級の独学に必要な勉強時間はどれくらい?
簿記3級の勉強時間は、80〜120時間程度です。
1日1〜2時間の学習を続ければ、1〜2か月で合格を目指せます。
私は簿記2級を見据えてしっかり勉強したかったので、勉強時間は150時間程度です。
ただし、
- 経理や会計の知識がまったくない
- 数字が苦手
という場合は、少し多めに見積もっておくと安心です。
簿記3級はテキストはいらない?問題集やYouTubeだけで合格できる?
普段から簿記を扱っている経理経験者であれば合格できると思います。
ただし、簿記の基礎知識がない初心者にはおすすめしません。
問題集やYouTubeだけだと、分からない用語や考え方が出てきたときに、
「なぜそうなるのか」を体系的に理解しづらく、勉強の効率が下がってしまいます。
テキストがあれば、
- 簿記3級で学ぶ内容の全体像をつかめる
- 分からない用語やルールをすぐに調べられる
という大きなメリットがあります。
そのため、独学初心者の場合は、
テキストやYoutubeで基礎を理解し、問題集でアウトプットする
この組み合わせが、最も効率よく合格を目指せる方法です。
簿記3級はテキスト1冊だけでも独学合格できる?
不可能ではありませんが、おすすめはしません。
簿記3級は「知識を知っている」だけではなく、問題を解いて慣れることが合格のカギになります。
問題演習を増やすために、テキスト+予想問題集を使うのが、独学では最も効率的です。
簿記3級は独学と通信講座、どちらが自分に向いている?
- 独学が向いている人
- 自分で学習計画を立てられる
- コストを抑えたい
- 分からないことを調べるのが苦にならない
- 通信講座が向いている人
- 何から始めればいいか分からない
- 強制力がないと続かない
- サポートを重視したい
簿記3級は独学でも十分合格できる資格なので、まずは独学で挑戦し、難しければ講座を検討するのも一つの方法です。
まとめ|簿記3級を独学で合格するためのポイント
- 簿記3級の独学は「自分に合ったテキスト選び」が最重要
売れている・有名という理由だけで選ばず、理解しやすさや学習スタイルに合う1冊を選ぶことが、挫折しないコツです。 - テキストはタイプ別に選び、最新版・CBT対応を必ず確認する
ロジカル型・バランス型・漫画型・短期集中型など、自分の性格や目的に合ったタイプを選びましょう。 - 独学でも「問題→テキスト→問題」の順で進めれば合格できる
まず問題に触れて出題傾向を知り、テキストで理解を深め、演習量を確保することが最短ルートです。
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