勉強法の本って、読んだだけで勉強した気がする!
読むだけじゃだめです。自分で実際に試してみないといけませんよ。
勉強することが目的のはずなのに、勉強法を学ぶのに時間をかけてはいませんか?
難関資格を合格した人たちは、なにか裏技のような勉強法を使ったのではないかと疑いたくなりますよね。
瞬間記憶術、速読術、ポモドーロテクニック、7回読み・・・など、現在では魅力的な勉強法が数多くあります。
勉強するのに、特別なテクニックは必要なのでしょうか?
答えはNOです!
習得に時間がかかる勉強法に頼らない勉強の仕方を教えてくれるのが、今回ご紹介する「何歳からでも結果が出る本当の勉強法」です。
書籍名:何歳からでも結果が出る 本当の勉強法
著者:望月 俊孝
出版社:すばる舎
発売日:2023/3/13
私が本書籍を読んだ評価としましては、総合評価12点/15点でした。
本は読んだ内容を行動に移すことで初めて価値が生まれると、私は考えています。
本書籍は、勉強する立場からすると、非常に行動に移しやすい内容ばかりです。
本記事では、本書籍を読んで、どのように自分の勉強に取り入れたかをご紹介します。
どんな内容?
本書の面白いところは、目次を見るだけで気づきが沢山あることです。
自分が勉強に対して抱いてる固定観念が、間違っていたことを気づかせてくれます。
46個ある目次の1つをご紹介します。
×勉強は、「完璧」を目指すもの
引用:何歳からでも結果が出る 本当の勉強法
○勉強は、自分なりの「完成」を目指すもの
私が印象的だった勉強に関する学びは以下の3つです。
正解よりも、不正解を喜ぶ
試験勉強とは、検索作業を繰り返すだけ
これらの学びをどのように行動に移したかご紹介していきます。
完璧ではなく完成を目指して勉強を進めていく
みなさんは参考書を何周する前提で勉強していますか?
理想は2,3周するのがベストです。
しかし、1周終わった後に、また1ページからやるのはつらい作業です。
では、2周目をやるのはなぜ気が重くなってしまうのでしょうか?
1周目で完璧に覚えようとして、同じ作業が2周目もあると考えてしまうからです。
1周目は、とりあえず全体像を把握するだけでいいと聞いたことがあると思います。
1周目が5割の理解であっても、繰り返していけば、5周目に99%に近くなります。
つまり、完璧を最初から求めなくても、完成を積み重ねていけば、いつかは完璧になるのです。
分からなかったことが、読み進めていくうちに理解できるようになることはよくあることです。
分からなかった箇所に固執しすぎずに、どんどん先へ進めていくことが完璧への第一歩になります。
何が分からなかったのか簡単にメモを残しおくのも効果的でした。
問題を間違えた数だけ成長できる
問題を解いて、正解の「〇」がつくと嬉しいですね?
では、間違えた問題に対してはどのような気持ちになりますか?
不正解の×ばかりだと、やる気がなくなり、不安な気持ちになります。
しかし、よくよく考えてみてください。
正解した問題は、「正解していた!嬉しい!」で、終わってしまいます。
間違えた問題は、
・何を間違えたのか
・何を理解していなかったのか
・何を忘れていたのか
など、自分の頭で考えることが正解した問題よりも多いです。
冒頭でも述べた通り、〇があると、ついつい嬉しくなってしまいます。
そこで、私は正解に〇をつけるのをやめました。
不正解に×だけをつけるようにしました。
すると、×に注意が向くようになり、xが自分を成長させてくれると言い聞かせられる余裕がでてきます。
最初は不正解であっても最終的には、本番の試験までに正解できるようにすればいいのです。
試験とは検索作業を繰り返すこと
今まで学習してこなかった内容の問題が、本番の試験で出題された時に、正解したことはありますか?
まぐれで正解したという人が多いのではないでしょうか。
言われてみれば当たり前のことですが、本番の試験では、今まで学習したことを思い出して回答しているだけです。
学習してないことは、答えることができません。
試験が単純な検索作業であるならば、普段の学習から検索作業を取り入れればいいのです。
学習した内容を何も見ずに、思い出しながら書いてみる方法がベストであると本書では紹介されていました。
私は、参考書の1単元読み終わるごとに、Goodnotesの白紙ページに内容を書き出すことを実践しました。
しかし、この勉強法で学習を進め始めた時に、
真っ白なページに何を書けばいいのか分からない!
という状態になりました。
自分の頭の中で、何が何と結びついてるのか整理できていないためでした。
ここで、内容を思いだすきっかけとして、キーワードをあらかじめ意識しながら、学習することにしました。
すると、徐々にではありますが、ノートに何も書けない状態はなくなりました。
ピックアップするキーワードは9つとしています。
キーワードを9つにしているのは、人が短期で記憶できる数は、9が限界といわれているためです。
実際に私は、9つの枠の中にキーワードを入れて、
人に対して学習した内容プレゼンできるようになるまで繰り返しました。
一例として、私が簿記の勉強をしていた時に書いたメモの画像を載せました。
真ん中のキーワードを中心に、9つのキーワードを何も見ずに思い出しながら書きました。
書いた後に、それぞれのキーワードをもとに真ん中のキーワードを自分でぶつぶつ言いながら説明します。
何回も繰り返していると、紙に書かなくても説明できるぐらいに記憶に定着します。
まとめ
「何歳からでも結果が出る 本当の勉強法」は、画期的な勉強法を紹介する書籍ではありませんが、自分の学習の進め方を改めて修正させてくれる内容でした。
誰が読んでも、必ずなにかしらの気づきがあるので、自分の学習に生かしてみてください。
本書籍の総合評価12点/15点でした。
コメント